手術 (入院2日目)
朝、気持ちよく起床。 朝から絶飲食である。少しの水で安定剤を飲まされ、浣腸された。 出せるものは出して、手術用のパンツをはいて、いつでも手術を受けられるように準備しておきなさいということだった。
手術の開始時刻は看護師さんにもよくわからないらしい。 しばらく待っていると、手術室から呼び出された。ベッドから歩いて手術室まで移動した。 オペ室では、横向きに寝かされ、腰椎麻酔をされた。腰のあたりの脊椎に麻酔を注射して、下半身を麻酔する。人生初の腰椎麻酔である。
ちょっとだけチクッとするが、さほど痛くはない。 すぐに、お産のときのような体勢で仰向けに寝かされ、点滴やら、血圧計やらを両腕につけられた。 無影灯がもろに目に入るからということで、目の上に紙おしぼりのようなものを置かれた。 手術中、まわりで何をやっているか、見ることはできなくなった。
看護師さんや先生が、なんどか麻酔の効き具合を確認した。 肛門付近を針のようなもので突っついて、「痛くないですか?」みたいなことを聞かれた。
僕「全然痛くありません」
看護師「今、ものすごく痛いことしたよ」
みたいなやりとりがあり、手術がはじまった。 なにをやっているのかは、ほとんどわからない。肛門を広げるための器具のようなものを付けられたような感覚があったが、わかるのはその程度。
進行状況もわからないまま、はい、終わりましたよ、という感じだった。
どういう方法で手術をするのかは、実際に麻酔して状態をよく確認してから確定するという説明を受けていた。 手術中も、どういう術式で、どういう手順で手術したのかの会話はなく、不安だった。 もっとも、手術中にそれがわかったところで、よけい不安になるだけかもしれない。
これを取りました、みたいなものも見てみたかったが、特になかった。事前に言っておけば、見せてくれたのかもしれない。
手術が終わって、ざっと説明をしてもらったものの、ほとんど頭に入ってこなかった。 大腸内視鏡検査もしたほうがいいと勧められ、そうですね、的な答えをしたような気がする。
このあと、ストレッチャーに乗せられ、病室のベッドまで移動してもらった。楽しい。
いつになったら水分を取ってもいい、いついつになったら歩いてトイレ(小)に行ってもいい、何度も見に来るよ、みたいな説明をされた。
夕飯は流動食。 なんか甘い汁(おもゆ?)と、具のないお吸い物、トマトジュース、ジョア。
トイレ(小)に行きたくなり、看護師さんに付き添ってもらって、トイレに歩いて行って用を足した。少しふらふらした。

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